大学入試が昨年までのセンター試験から新しくなって、第一回目の共通テスト。
新聞掲載の文字が小さい、読みづらいのが最大の不満・・・って内容に関係ないですね!

大きな変化は使われた文字数が昨年とくらべて1000文字以上増加。長文がその分ぐっと
長くなりました。
ただ例年に比べて平均点はそう変わっていません。読む量が増えたといっても難しい単語、
表現より日常で使われるものが増量。今後の試験対策としては、常日頃から多読トレーニング
が学校では必須になってくるでしょう。

個人的に、良い方向転換だと思っています。アクセントや文法は、実際英語を使う場と
なるとどうしても大切なもの、ではないからです。
優しい英語でいかにコミュニケーションできるか、自分を表現できるかという視点がこれ
までの英語教育では欠けていました。
難しすぎない英文を多読速読、はそういう意味で英語脳を作っていくのにとても役立つハズ。

例年センターで最後の長文では結構専門的な語彙も出てきたりしていて、あー、これ受験の
ためだけに覚えてすぐ忘れるやつ、などとよく思っていました。

図、グラフ、事実と意見の違いの読み取り方、など各問題に合わせた情報処理的な練習は
本番前の数か月で丁寧にやるとして、それまではたくさんの英文や読み物に触れておく
ことを、高校生&受験生にお勧めします。