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英語上達の秘訣本、早くも第二弾。
益田ミリさん著、「みちこさん 英語をやりなおす」。

四月の新聞広告で発見して図書館に申し込んだら、すでに予約が何件も。
忘れた頃に貸し出しOKメールが来て、どれどれと読んでみました。
つい先日もまた新聞に掲載。「熱い支持でロングセラー」な本です。

本のサブタイトルが「am, is, are でつまずいたあなたへ」。
40歳を機に、英語をちゃんと習ってみようと家庭教師をお願いしたみちこさん。
このみちこさん、まさにbe 動詞三種類が疑問だらけで先にすすめない。そしてa, the の
使い分けも謎だらけで本当にすすまない。でも、この冠詞については私もいまだに
謎だらけ・・と言ってしまってもいいかもしれません。

でもそんなみちこさんには頼もしくステキな先生が。みちこさんはこういう人だという
ことを理解し、怒涛の疑問質問に懇切丁寧答えてくれます。
むしろその難題な質問にどう答えようか、と楽しんでいるくらい懐が深い。
とにかくどんどん問題をやってみてその中で理解を深めていく、というやり方を
している私としては、これじゃ先にすすめなーーい!と一読して悶々としていました。
が、みちこさんの質問は実は特殊なものでないこと。そしてその事に気が付いて
とことん付き合う先生、いいな!とこれを書くにあたって再読して
思うようになりました。

学ぶことを始めてからのみちこさんのセリフの流れが、そのままみちこさんの
自分改革にイコールしています。

「新学期になると、今度こそはついていくぞって思ったのだけど、ひとつわからない
ところが出てくると、もう先に進めなくなった」

「わかるってすごくうれしいことなんだな~って、ママ思うんだ」

「わたし、なんか、ちょっとわかった。
勉強が出来る人って小さいことにはたちどまらないんですね、きっと」

「「英語を始める前」の「英語」を始めて、ほんのちょっとだけ日常が広くなった
気がしています。
学ぶということ  わかるということ  たとえ、ささやかな発展であっても、それは
なかったことにはならず、ロウソクに灯った炎のように明るく、あたたかで
嬉しいものでした。」

最後は先生の事情で家庭教師が続けられなくなって、終了します。
入門の前の入門、という内容でしたが、一人でもすこしずつ勉強を続けるつもり!
と家族に宣言するみちこさんなのでした。